【大分】新作映画「春に散る」 瀬々監督が舞台あいさつ

 大分市でも撮影が行われた映画「春に散る」の公開を記念し、大分県豊後高田市出身の瀬々敬久監督は8月26日、大分市内2か所の映画館で舞台あいさつに臨んだ。「ボクシング映画だが、それぞれの生き方を探ろうとする人々の映画でもある。気に入っていただき、ほかの方にも勧めてくれるとうれしい」と呼びかけた。

 原作は、作家・沢木耕太郎さんの同名小説。映画は、佐藤浩市さん演じる広岡仁一と、横浜流星さん演じる黒木翔吾がボクシングの世界チャンピオンを目指す物語で、大分市は広岡の故郷として描かれている。


映画上映後に舞台あいさつに臨んだ瀬々監督(左)

 この日、大分市のT・ジョイパークプレイス大分では、上映後に瀬々監督が登場。関係者から大分での撮影について聞かれると、「恥ずかしいから、できたらひっそりと撮影したかった」と会場の笑いを誘っていた。

 撮影を誘致して支援した大分市は観光振興につなげようと、市内の撮影場所をまとめた「ロケ地ガイド」を作製し、周辺の観光スポットやグルメ情報なども盛り込んだ。

 映画はT・ジョイパークプレイス大分のほか、TOHOシネマズアミュプラザおおいた、TOHOシネマズ大分わさだ、セントラルシネマ三光で上映されている。


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