【佐賀】楽しみ方色々! 北山キャンプ場が改装オープン

 佐賀市富士町の北山キャンプ場が10月20日に改装オープンした。自動車を横付けできる「オートサイト」など多様なスタイルの全79サイト(区画)や温水シャワーを利用できる施設などが整備されており、新たなにぎわいの場として期待されている。

オートサイトやデッキ付きテラスを整備


木陰に整備されたウッドデッキ付きのテラスサイト

 佐賀県によると、同キャンプ場は約40年前、北山湖南側の林間約5ヘクタールに整備された。新型コロナウイルスの影響で「3密」を避ける傾向やキャンプブームで近年は客足も増えていたが、老朽化や、オートサイトが未整備といった課題があり、県が3年前から約7億3600万円かけて再整備に乗り出していた。

 10月完成した北山キャンプ場は、全79サイトのうち、40のオートサイトに加え、地面でたき火もできる一般サイトやウッドデッキ付きのテラスサイトなどがある。うち35サイトはペットも同伴できる。

手ぶらでOKのサービスも

 このほか、「シャワー棟」、お湯が使える洗い場や洗浄機付きトイレを備えた「サニタリー棟」も新築。改修された「センターハウス」には無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」の環境を整えた。テントやバーベキューコンロの貸し出しもあり、初心者や手ぶらで訪れた人も楽しめるという。


記念式典で記念撮影をする山口知事(前列中央)ら

 18日に記念式典があり、関係者約60人が出席。山口祥義知事が「初心者からプロまで幅広く楽しめ、1回来ただけでは飽きない。キャンプファンが集まって色々な楽しみ方をしてもらいたい」とあいさつ。まき割りで新たな門出を祝った後、出席者らはバーベキューの体験などをした。


広々としたオートサイトで、バーベキューを体験する記念式典の出席者ら

 体験利用した嬉野市の自営業男性(43)は「きれいなキャンプ場でまた利用したい」と笑顔。妻(49)は「木々の下は涼しくて、落ち着いて過ごせる」と話していた。

秋~冬はベストシーズン!

 管理運営する佐賀市のIT業「ANDCO」取締役、加納達也さん(41)は、年間2万人の利用を見込んでいると説明。「たき火が気持ちよく、星もきれいなので秋から冬がベストシーズン。多様性を売りにしており、何度も楽しんでもらいたい」と呼びかけていた。

 利用料は1サイト(10人まで)、1泊2300円から。日帰り利用もできる。問い合わせは、北山キャンプ場(0952-56-3315)へ。


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