【大分】目指せ"巨人の星" 瀧石さんが女子チーム入団
大分県玖珠町出身で平成国際大4年の瀧石かの子さん(22)が野球の読売ジャイアンツ女子チームに入団することになり、1月4日、宿利政和町長に報告した。瀧石さんは走攻守三拍子そろった右投げ左打ちの内野手。「まずはレギュラーを取る。女子野球を広めるために、小さな子たちが憧れるような選手になりたい」と抱負を語った。
巨人・阿部新監督の「10」背負う
4学年上の兄の影響で、町立塚脇小2年時に野球を始め、町立玖珠中(現・くす星翔中)を経て北九州市の折尾愛真高へ。2023年5月の全日本大学女子硬式野球選手権大会では同大を優勝に導いた。
春から、プロ野球・読売巨人軍の球団職員になり、学生時代と同じ関東女子硬式野球連盟主催の「ヴィーナスリーグ」を舞台に女子野球界の頂点を目指す。背番号は巨人軍の阿部慎之助新監督が現役時代に背負っていた「10」に決まり、女子チームの宮本和知監督からは「女子の10番は瀧石と言われるように頑張れ」と声をかけられたという。
宿利町長は「後に続く町内の子どもたちの励みになると思う。活躍を楽しみにしている」と語りかけた。