【長崎】島鉄の「鉄道むすめ」が国見高校のサポーターに!
島原鉄道で働く女性をイメージしたキャラクター「鉄道むすめ」の「神代(こうじろ)みさき」が1月9日、長崎県立国見高校(雲仙市)の公式応援サポーターに就任した。等身大パネルを掲げて部活動の試合を応援するなど、学校と地域を盛り上げる。
神代みさきが部活動を応援
「鉄道むすめ」は、全国約80の鉄道会社それぞれの制服を着たオリジナルキャラクターで、玩具メーカー・トミーテック(栃木県)が展開している。
神代みさきは2020年9月に設けられ、島鉄では、商品企画担当兼トレインアテンダントを務める設定。島鉄の神代駅と大三東(おおみさき)駅が名前の由来という。高校側が就任を要請したところ、島鉄側が快諾した。
同校で9日、3学期の始業式にあわせて任命式が行われ、白石邦俊校長から代理の永井和久・島鉄社長に任命状が手渡された。あわせて、強豪として知られるサッカー部のユニホームと法被姿の等身大パネルも披露された。青と黄色の縦じまの衣装で、メガホンを掲げて応援する様子をデザインしている。
同じ絵柄をしたのぼり、キーホルダーも製作された。キーホルダーは学校に寄付をした卒業生らへの返礼品に充てられるという。
白石校長は「生徒減が進む学校と地域をもり立てる起爆剤になってもらう」と意気込む。今月行われるサッカー部やバレー部の試合を応援するため、会場に等身大パネルを掲げる予定。
一方、島鉄は、学校最寄りの多比良駅にパネルを設置した。永井社長は「沿線の学校と協力し、地域活性に貢献したいと思っていた。国見高が全国大会に出場すれば、鉄道の大きなPRになる」と期待している。
県内では他に、松浦鉄道(佐世保市)の鉄道むすめ「西浦ありさ」が、松浦市の松浦アジフライ大使と、佐賀県有田町の観光大使として活用されている。