【宮崎】県観光情報サイトを12年ぶり刷新 スマホ対応も

 宮崎県の観光情報サイトが12年ぶりに全面リニューアル(刷新)され、2月、利用が始まった。名称を「みやざき観光情報 旬ナビ」から「宮崎県公式観光サイト みやざき観光ナビ」に変えたほか、閲覧の際に利用が多いスマートフォンで見やすい表示を導入。観光地などを紹介する写真も季節、画角の異なる複数枚を掲載するなど、観光情報の発信を強化している。

「急上昇ランキング」導入


「宮崎県公式観光サイト みやざき観光ナビ」の画面の一部(提供:宮崎県)

 新しい名称はインターネットで「宮崎」「観光」などのキーワードで検索した際に上位表示され、公式サイトと認知されやすいようにとの狙いを込めた。アクセス数の多いページを知らせる「急上昇ランキング」や、スポーツ合宿などに関する情報をまとめた法人向け専用ページも設けた。中国語(繁体字、簡体字)、韓国語、英語への対応準備も進める予定。

 刷新の事業費は約3500万円。県によると、旧サイトの年間閲覧数は390万ページビュー(2022年度)。外部団体調査では他自治体の観光サイトより少ないという。

 2月14日の定例記者会見で刷新について発表した河野俊嗣知事は「宮崎には素材がありながら、十分発信できていなかった。適切な情報発信を通じて観光誘客に結びつけたい」と述べた。


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