【宮崎】高千穂峡の遊歩道が完全復旧 人気の散策路

 2022年9月の台風14号で被災し、復旧工事が進められていた高千穂峡(宮崎県高千穂町)の遊歩道で、最後に残っていた通行止め区間の工事が完了し、3月1日から全区間で通行が可能になった。

滝見台や三つの橋を望むスポット


今回通行が可能になった遊歩道の区間

 遊歩道は全長約1キロ。真名井の滝が見られる「滝見台」や、神橋、高千穂大橋、神都高千穂大橋の三つの橋を望むスポットなどがあり、散策路として人気がある。

 遊歩道を管理する宮崎県によると、台風14号では五ヶ瀬川の水位が上昇し、遊歩道の基礎部分の石積みや手すりが複数箇所で流され、約700メートル区間で通行止めとなった。県が約1億4000万円をかけて復旧工事を進め、工事が完了した区間から順次通行を開始していた。

 今回、通行が可能になったのは滝見台付近から槍飛橋付近までの約200メートル区間。高さを約2メートルかさ上げし、約2メートルあった道幅を約3メートルに広げた。


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