【宮崎】小林市の「肉マップ」完成!小売店や飲食店を紹介
宮崎県小林市と市農畜産物消費拡大推進協議会は、市内で肉を扱う小売店や飲食店計15店舗の情報を掲載したマップ「『Meat Meet Meetoo』(ミート ミート ミート)」を製作した。4月1日から2000部を市役所や各店舗、観光案内所などで順次、無料配布する。
来訪者増、問い合わせ相次ぎ
和牛の生産が盛んな同市は2022年度、市の魅力発信プロジェクト「ハッシンコバヤシ!!」に着手。市民や市出身の著名人らが登場する動画配信のほか、地元の高校生が「記者」となり市広報誌に執筆している。
同年度以降、配信された動画のロケ地を巡るため、国内外から延べ約3500人が市を訪れた。また、市公式SNSのフォロワー数は20年度の6209人に対し、24年2月末は5万2425人で約840%増となった。市はプロジェクトが交流・関係人口の増加につながっているとみている。
来訪者の増加に伴い、「小林でお肉を食べられる場所を教えてほしい」などの問い合わせが市に多く寄せられていることからマップづくりが企画された。名称には「肉に出会って、魅力を伝えてほしい」という思いを込めた。
小売店、飲食店の情報掲載
マップは縦36センチ、横51センチ。牛、豚、鶏肉それぞれの料理に合う地元で作られたワインと焼酎を紹介している。15店舗は店の写真と所在地を記し、連絡先や営業時間などの情報を添えている。
全日本空輸(ANA)のグループ企業で地方創生業務などを行う「ANAあきんど」から同市に出向し、マップ製作を担当した市地方創生課の外山玲奈さんは「おいしいお肉と生産者の笑顔を多くの人に伝え、小林の魅力をさらに広めたい」と話している。