【鹿児島】AKB48・柏木由紀さん 「古里に恩返しを」

 鹿児島市出身で、アイドルグループ「AKB48」を4月末で卒業する柏木由紀さん(32)が4月18日、日本テレビ系の人気番組「秘密のケンミンSHOW極」のPRのため鹿児島県を訪れた。鹿児島の観光地や特産品を広める「薩摩大使」も務める柏木さんに、2007年のデビューから今日に至るまでの思い出や、古里・鹿児島への思いなどを聞いた。

「じゃない」人生楽しみ


思いを語る柏木さん


 ――AKB卒業を控える現在の心境は。

 「人生の半分以上、所属していたので、これから第二の人生が始まる感じ。今はさみしいという気持ちよりも、AKBじゃない人生がすごく楽しみ」

 ――自身にとって「アイドル」とは。

 「学生時代、好きなアイドルを応援することで勉強やテストを頑張れた。中学の時の自分みたいな子たちが私に同じようなことを言ってくれたり、『元気をもらえます』『応援してます』という声をいただけたりすると、アイドルをやることができて良かったと思う」

大事なふるさと


故郷・鹿児島への思いを語った

 ――鹿児島はどのような存在か。

 「中学3年の時に鹿児島を離れて、東京にいる期間の方が長くなった。それでも鹿児島に帰ってきた時に桜島を見たり、天文館に行ったりすると、『やっぱり自分は鹿児島の人間なんだな』と思い、大事なふるさとだと感じる」

 ――今後の活動の予定や、鹿児島との関わり方は。

 「自分の中の鹿児島の好きな物や、思い出の場所を更新していきたい。新しい建物やお店が増えているので、県外の人にも伝えることができればうれしい。なるべく長く歌い続けることも目標で、いろんな仕事を通じて、楽しんでもらえるようなことをやっていきたい」

応援励みに

 ――柏木さんを応援しているファンや県民への思いを。

 「AKBでの活動の時も、『地元が一緒だから』という理由で応援してくれた方も多く、自分の励みになっていた。今度は恩返しとして、これまでできなかった分、コンサートやイベント、プライベートでも鹿児島にたくさん帰ってきたい」


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