【熊本】サンリオ展の会場で「カワイイ」を見つけよう!

 ハローキティなどのかわいらしいキャラクターの誕生秘話や歴史を紹介する「サンリオ展」が、熊本市中央区の市現代美術館で開かれている。パネルやグッズ約1200点が並び、サンリオの視点から「カワイイ文化」が発展した背景に迫っている。6月30日まで。


レディ・ガガさんが着用したキティドレスのレプリカ(左奥)などが並ぶ展示会場

 同館などの実行委員会が主催。ハローキティの人気の秘密を探るコーナーでは、身近な生活用品に描かれたことで、子どもたちの喜怒哀楽の様々な場面を共に過ごす存在になったと紹介。小物入れやポーチ、ティーポットなども展示されている。


会場に並ぶハローキティグッズ会場に並ぶハローキティグッズ


 会場には、1970年代にデザイナーごとに設けられた家のような制作室が再現され、どのような環境でキャラクターが生まれたのかを知ることができる。

 約50年前に創刊した広報誌「いちご新聞」も掲示され、SNSの発達以前にファンから意見を集めて「カワイイ文化」を作り上げてきた歴史がうかがえる。


ファンとの窓口になった「いちご新聞」

 ハローキティや「キキ&ララ」で知られるリトルツインスターズ、マイメロディなどの人気キャラクターと一緒に写真撮影できるフォトスポットもある。

 いちご新聞の元編集長で同展を監修する高桑秀樹さんは「皆さんが主役。親子3世代で訪れてそれぞれの『カワイイ』を見つけてほしい」と話している。


「ハローキティは輪郭線の有無や服装で様々な世界観に溶け込める」と話す高桑さん

ワークショップも開催

 期間中の土日祝日(5月19、25、26日、6月29、30日を除く)はワークショップも開催。苓北町の白岩崎海岸で採集した石にハローキティを描いてもらう。

 入場料は一般1500円、65歳以上1200円、高校生以上900円、中学生以下無料。午前10時~午後8時。火曜休館。問い合わせは同美術館(096-278-7500)へ。


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