【佐賀】嬉野に“ペンギンだらけ”の美術館がオープン

 ペンギンのキャラクターデザインを手掛けるイラストレーター、さかざきちはるさん(56)(東京)の作品を常設展示する「ペンギンミュージアム」が、佐賀県嬉野市嬉野町の旅館「和多屋別荘」にオープンした。3か月ごとに、テーマに応じ約100点を展示する企画展を開く。

スイカ、チーバくん… さかざきさんの作品を常設展示


温泉にちなんだ作品を前に、写真に納まる小原社長(左)とさかざきさん

 さかざきさんは千葉県出身。東京芸大を卒業後、1998年からフリーでの活動を始めた。JR東日本のICカード「Suica(スイカ)」や、千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」などで知られる。


作品を紹介するさかざきさん

 和多屋別荘で2023年10~11月に個展を開いた縁で、全国で初めての常設展示が決まった。原画約500点を順次入れ替えていく。キャラクターグッズも販売する。

和多屋別荘で 「温泉ペンギン」も展示

 書き下ろしの「温泉ペンギン」も展示された。開館した5月18日に式典が開かれ、和多屋別荘の小原嘉元社長は「さかざきさんの作品を通じ、人の心が豊かになるような活動をしていきたい」、さかざきさんは嬉野という土地について「伸びやかな作品が作れると期待しています」と話した。

 第1回企画展「はじめのいっぽ」は7月31日まで。入場無料。午前8時~午後10時。問い合わせは、和多屋別荘(0954-42-0210)へ。


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