【熊本】南阿蘇村に七夕のササ 熊本地震後の交流つなぐ

 東海大の学生団体「阿蘇MIRAI広場」は6月30日、熊本県南阿蘇村の国道325号沿いにある新阿蘇大橋展望所に、七夕のササを設置した。近くにあった旧阿蘇キャンパスに通い、熊本地震後も住民と交流してきた先輩の思いを継ごうと、1~3年生の8人が参加した。


設置された七夕のササと学生ら

 農学部があった旧キャンパスは地震後は熊本市、次いで益城町に移転したが、学生は「南阿蘇大復興祭」を企画するなど、住民との交流を重ねてきた。阿蘇MIRAI広場は、復興祭に携わった学生団体が2022年に名称を変更したもので、七夕やたこ揚げなどのイベントを催している。

 この日は近くの山からササ竹を切り出し、3か所に2本ずつ計6本を飾りつけた。そばの無人販売所には短冊と油性ペンを置いた。団体の副代表で農学部3年の学生は「住民の方々が願い事を書いて楽しんでもらい、阿蘇が明るくなれば」と話していた。7月14日まで。


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