【熊本】祝!全線再開1年 南阿蘇鉄道で13、14日に催し

 熊本地震で被災した第3セクター・南阿蘇鉄道(高森町)の全線再開1年を記念したイベントが7月13、14日に開かれる。高森町の高森駅では13日に「高森南鉄フェスタ」があり、町が進める駅交流施設を含む周辺整備事業の完成記念式典が行われる。


記念イベントが行われる南阿蘇鉄道の高森駅

 交流施設は駅北側に位置し、木造平屋の約250平方メートル。コーヒーを販売するスペースや靴を脱いでくつろげる休憩スペースを設けた。2023年4月にオープンした駅舎や駐車場などと合わせ、総事業費は約9億8000万円。

 フェスタでは午前11時の式典後、ものまねタレントの原口あきまささんや町を拠点に活動する「096k(オクロック)熊本歌劇団」、九州新喜劇などのステージが予定されている。駐車場では地元飲食店やキッチンカーが出店する。


完成した「高森駅交流施設」

 南阿蘇村の立野駅では14日、「立野交流にぎわいマルシェ」がある。駐車場に地元住民らがマルシェを開き、キッチンカーが並ぶ。南阿蘇中学校吹奏楽部の演奏や南阿蘇太鼓の披露もある。他の有人駅でもコンサートやヤマメのつかみ取り、角打ち風の屋台といったイベントが予定されている。

 問い合わせは、フェスタは高森町政策推進課(0967-62-2913)、にぎわいマルシェは南阿蘇村企画観光課(0967-67-1112)へ。


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