【熊本】「山鹿灯籠まつり」をPR 8月15、16日に開催

 8月15、16日に熊本県山鹿市で開かれる「山鹿灯籠まつり」をPRしようと、実行委員会の関係者らが5日、木村敬知事を表敬訪問した。

実行委が知事表敬


県庁で山鹿灯籠踊りを披露する踊り手たち

 山鹿灯籠は、和紙とのりだけで精巧な社寺などの紙細工を作る国の伝統的工芸品で、大宮神社の神事の奉納品として発展してきた。戦後、「金灯籠」を頭に載せた浴衣姿の女性が輪になって踊る「千人灯籠踊り」が始まり、夏の観光イベントとして定着している。

 この日は山鹿灯籠踊り保存会やまつりの実行委員会のメンバーら14人が訪れ、木村知事にうちわやシャツなどのPRグッズを手渡し、踊りも披露した。

「地域のためにまい進」

 高野誠二・副実行委員長は「4年ぶりの開催だった昨年に続き、今年も祭りを盛り上げて地域の発展のためにまい進する」と述べた。木村知事は「熊本を代表する夏祭り。県として支えていきたい」と応じた。

 まつり期間中には市中心部の27か所に奉納灯籠を展示。両日とも午後6時から国道325号が交通規制され、各団体が踊りを披露する。「千人灯籠踊り」は16日午後8時から、山鹿小グラウンドで。午後10時からは、町衆が奉納灯籠を大宮神社に担ぎ込む「上がり燈籠(とうろう)」が行われ、クライマックスを迎える。

 問い合わせは山鹿市観光課(0968-43-1579)へ。


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