【鹿児島】愛されて49年　イオン鹿児島鴨池店が閉店

閉店を惜しむ買い物客でにぎわう店内

　鹿児島市鴨池のイオン鹿児島鴨池店が8月31日、閉店し、前身のダイエー時代を含めて49年の歴史に幕を下ろした。最終日の店内には、多くの買い物客が訪れ、慣れ親しんだ店舗との別れを惜しんだ。

老朽化で解体　再開発へ

　同店一帯はかつて鴨池動物園だった。跡地に1975年7月、ダイエー鹿児島ショッパーズプラザがオープン。2015年からはイオン九州(福岡市)が運営していた。半世紀近くにわたって市民に親しまれたが、エスカレーターや空調設備など施設が老朽化したことから、建物を解体し、イオングループが再開発を進めるという。

イオン鹿児島鴨池店

　イオン鹿児島鴨池店によると、この日だけで約2万人が来店したという。中村武店長は「49年間通ってくれた人たちに感謝したい」と語った。鹿屋市の公務員(30)は「小さい頃に両親と買い物に来ていた思い出深い場所。閉店は寂しいが、地元の人に愛されるような施設に生まれ変わってほしい」と話していた。

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