【長崎】長崎スタジアムシティ完成 10月14日に開業

 通販大手ジャパネットホールディングス(HD、長崎県佐世保市)が長崎市幸町で整備を進めてきた複合施設「長崎スタジアムシティ」が完成し、9月6日、関係者を招いた竣工(しゅんこう)式が行われた。

V・ファーレンとヴェルカの本拠地に


完成した長崎スタジアムシティ(写真はいずれもジャパネットホールディングス提供)

 JR長崎駅から徒歩約10分で、敷地面積は約7万5000平方メートル。サッカー場の「ピーススタジアム」(約2万人収容)やアリーナ施設「ハピネスアリーナ」(約6000人収容)、ショッピングモール、ホテル、オフィスビルで構成される。総事業費は約1000億円。

 サッカーJ2のV・ファーレン長崎とバスケットボールB1の長崎ヴェルカの本拠地となり、10月14日に開業する。スタジアムには天然芝が敷かれているほか、選手のベンチと観客席が隣接しているなど、試合の臨場感を味わえるのが特長だ。


ハピネスアリーナ(左)とピーススタジアム

 プロジェクトに協力した建設関係者ら約480人を招待して竣工式が開かれ、ジャパネットHDの高田旭人社長は「全国の皆さんに素晴らしい世界を届けていく。妥協せず、皆さんに自慢してもらえる場所にする」と語った。

 式の後にはアリーナで感謝祭が開かれ、歌手のAIさんがサプライズゲストとして登場。「みんながみんな英雄」などの曲が披露され、開業前からの盛り上がりを見せていた。


上空からのスタジアムシティ

 9月14日にヴェルカと琉球ゴールデンキングスとのプレシーズンゲームのほか、10月4、5日にはヴェルカの開幕節が行われる。また、同6日にはV・ファーレンと大分トリニータが対戦する。同13日には、長崎市出身の歌手、福山雅治さんの開業記念ライブが予定されている。


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