【長崎】島原城の「大手門」と「廊下橋」を大型シートで再現

 長崎県島原市は、今年の島原城築城400年を記念して、かつて存在していた「大手門」と、本丸と二の丸をつないだ「廊下橋」を大型のシート上に印刷して再現し、10月末まで展示している。


シート上に再現された島原城大手門

 大手門は城の南側、現在の島原簡易裁判所の場所に位置し、堅牢な石垣の上に横長の櫓(やぐら)が建てられた2階構造で、扉の幅だけでも28メートルあったという。

 廊下橋は、現在、島原文化会館がある二の丸から、天守閣のある本丸をつないだ長さ22メートル、高さ5メートルの屋根付きの橋だった。


シートに印刷して島原城廊下橋を再現


 再現には、建築中のビルなどを覆う景観保護シートを使用。大手門には幅30メートル、高さ12メートル、廊下橋には幅20メートル、高さ5メートルのシートを使った。


 元来あった場所の近くに櫓を設けてシートを張っており、城を訪れた人が、往事の姿に思いを巡らせられるようにしている。


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