【熊本】八代の畳「世界一の長さ」ギネスに認定!
イ草の生産日本一を誇る熊本県・八代地方の畳生産農家や職人らが今夏に製作した長さ12.67メートルの「世界一長い畳」が、ギネス世界記録に認定された。これまでの世界記録は大建工業岡山工場(岡山市)の11.71メートルで、0.96メートルの更新となった。
くまモンをデザイン
県畳表銘柄確立研究会(通称・熊銘会(ゆうめいかい))の会員ら約40人で結成する「team熊本の畳」が10月25日に発表した。
通常の7枚に当たる特注畳で幅95センチ、厚さ5センチ、重さは約160キロ。日本の伝統的な畳文化を国内外に広めようと、多くの外国客らも利用する大型クルーズ船の受け入れ拠点「くまモンポート八代」(八代市)のターミナルで8月に測定し、巨大なベンチとして設置していた。
新記録に必要な測定の記録や動画などをギネス機関に申請し、正式な証書などが送られてきた。畳は熊本らしさをPRしようと、特別仕様の「純金の縁(へり)」で仕上げ、県のPRキャラクター「くまモン」のデザインをあしらってある。
11月3日にお披露目
熊銘会の坂本一真会長は「世界一の記録を達成することができ、皆さんにイ草や畳のことを幅広く知ってもらう機会になった。大変な光栄でありがたい」と話している。
新記録認定を記念し、「みなと八代フェスティバル」が行われる11月3日にターミナルで、改めてお披露目会を予定している。