【大分】宇佐に新ホテルを開業へ 宇佐神宮1300年を機に
大分県内に32の薬局を展開するワタナベ(宇佐市)は12月9日、宇佐市に新しいホテルを2025年10月を目標に開業すると発表した。同市四日市のサンリブ跡地に近く着工する。
92室、レストランも
同社によると、8階建てのホテルと、パーティー会場、温泉・フィットネスの3棟からなり、延べ床面積は4825平方メートル。シングル73室、ツイン16室、セミスイート2室、スイート1室の計92室のほか、地元食材を生かしたレストランも設ける。
名称は「(仮称)四日市グランドホテル」で、約17億円をかける。約20人を新規雇用する予定。
創建1300年が迫り「観光文化の振興に寄与」
同社の渡辺幹雄社長は宇佐商工会議所会頭も務め、宇佐観光のために市内へのホテル誘致を働きかけていた。なかなか誘致に応じる会社がなく、大きな観光チャンスとなる宇佐神宮創建1300年が来年に迫り、自ら建設することにしたという。
渡辺社長はこの日、市役所を訪れ、「神宮の門前町としての地域の発展と観光文化の振興に寄与したい」とあいさつ。是永修治市長は「非常に魅力的な案で期待している」と歓迎した。