【山口】特別展「ポケモン化石博物館」防府市で開催中!

 人気ゲームシリーズ「ポケットモンスター」を参考に恐竜などの古生物について学ぶ特別展「ポケモン化石博物館」が、山口県の防府市青少年科学館ソラールで開かれている。全国各地の博物館を巡る展示会で、県内での開催は初めて。会期は2025年2月24日まで。


カセキポケモン「ガチゴラス」の実物大模型を紹介する相場研究員

 ゲームに登場する「カセキポケモン」と実際に見つかった化石の構造を見比べ、大昔に絶滅した古生物への関心を高めてもらうのが狙い。商標権を持つゲーム会社側の協力を受け、国立科学博物館(東京)とソラールが主催した。

 会場には、ティラノサウルスに姿が似たカセキポケモン「ガチゴラス」の実物大模型や恐竜の骨格標本、県産アンモナイトの化石など計100点が並ぶ。ポケモンと古生物の特徴を紹介するイラスト入りの解説パネルも設置し、子供でも理解しやすいよう工夫している。

 特別展の総合監修を務めた深田地質研究所(東京)の相場大佑研究員は「山口は幅広い時代の地層がそろった珍しい地域。科学の基本となる『観察と比較』を体験してほしい」と話していた。

 入館料は高校生以上800円、小中学生400円。問い合わせはソラール(0835-26-5050)へ。


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