【山口】「防府がちゃ」発売! ご当地グルメや乗り物も
山口県防府市の人たちが慣れ親しんだグルメや店舗などをキーホルダーにして、ガチャガチャで楽しむ「防府がちゃ」の販売が9月23日、同市のアルク2店舗で始まった。かつて市民の足として活躍したバスや、今も親しまれているうどんなどを取り上げた“超ローカルご当地ガチャ”で、初日から多くの人が買い求めていた。
地元有志がアイデア 全9種のキーホルダー
県内を盛り上げようと、宇部市の企画製造販売会社・SISが始めた「地元がちゃ」の第6弾。これまでに同市や山口市、下関市などで展開し、計7万個近くを売り上げた。地域貢献の一環で、5000個を売り上げるごとに10万円をご当地の自治体に寄付している。
1回300円で、今回はシークレットを含めて9種類を用意。地元の有志でつくる製作委員会がアイデアを出し合い、防府市民が懐かしがったり、喜んだりするテーマに絞り込んでいった。
「バカ盛定食」などのメニューが人気で、惜しまれながら閉店した飲食店「丼丼」や、かつて市内を走っていた「防石鉄道バス」、青色のデザインと軟らかい食感が特徴の「イノマタうどん」(猪俣製麺)などを採用。ガチャガチャの販売機の近くに掲げたチラシには、製作委員会のメンバーによる各キーホルダーの説明もあり、知らない人でも楽しめる工夫が施されている。
販売開始に合わせて訪れた会社員女性(45)が300円を投入してハンドルを回すと、清涼飲料水「ネオゴールド」のキーホルダーが出てきた。田村さんは「学校で売られていた。懐かしい青春を思い出した」とうれしそうだった。
ガチャガチャの販売機はアルク防府店と三田尻店に設置されている。
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