西日本工業大工学部(福岡県苅田町)の学生が、北九州市小倉北区を流れる紫川の清掃活動で回収された空き缶などでクリスマスオブジェを制作した。紫川沿いで開催中のイベント「小倉クリスマスマーケット&キャッスル」の会場に12月25日まで設置される。
紫川沿いに12月25日まで設置
イベントが今年度のテーマとする地域社会との「共創」に沿った取り組み。10月に2回、清掃活動が行われ、学生やイベント協賛企業の社員ら延べ約60人がオブジェの素材となる空き缶やペットボトル、菓子袋などを拾い集めた。
オブジェは、アルミフレームを使った高さ約2メートル、幅約3メートルのアーチ2基。同学部3、4年生の約20人が約1か月かけ、素材を丁寧に洗った上、空き缶を球形のランプに加工したり、原形のまま用いたりして飾り付けた。電飾も施し、虹色に光るライトを備えた。
点灯式が12月10日に行われ、学生を指導した武村泰範教授が「アップサイクルの精神を教える機会になった」とあいさつ。4年の河村虹光(にこ)さん(21)は「来場者がオブジェに触れ、環境問題を考えてもらえればうれしい」と期待した。
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