【宮崎】東九州自動車道・宮崎PA-清武ICの一部が4車線に

 東九州自動車道の宮崎パーキングエリア(PA)―清武インターチェンジ(IC)間の一部区間(約3.7キロ)で4車線化の工事が完了し、12月20日に供用が始まった。西日本高速道路によると、4車線化に伴い、災害対応力の強化や安全性の向上が期待できるという。


4車線化された東九州自動車道


 同社によると、総事業費は約150億円。4車線化により、土砂崩れなどで上り線か下り線の片方が通行できなくなった場合、被災していない方の車線を使って短期間で仮復旧できるようになる。また、上下線の間に中央分離帯を設置したことにより、車両の対向車線への飛び出しを防止し、対面通行と比べて安全性が向上したという。



 宮崎県内の東九州自動車道ではほかに、高鍋―西都両IC間でも一部区間にあたる約4.7キロで4車線化工事が行われている。完成時期は未定という。


 20日に宮崎市内で式典が行われ、県選出の国会議員や周辺自治体の首長ら約120人が参加。河野俊嗣知事は「県の高速道路整備にとって大きな飛躍。これからも4車線化を進めるという取り組みを皆様と共有していく」とあいさつ。西日本高速道路の芝村善治社長は「安全、安心のための全線4車線化に向けて、我々も精いっぱい取り組んでいきたい」と述べた。


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