【山口】浮世絵師・歌川国芳の企画展 県立美術館で開幕
江戸時代末期の人気浮世絵師・歌川国芳(1797~1861年)の作品を紹介する企画展「歌川国芳展―奇才絵師の魔力」(山口県立美術館、読売新聞社、KRY山口放送主催)が9月25日に始まり、前日の24日には報道関係者向けの内覧会が山口市の県立美術館で行われた。
奇抜なアイデアを見に来て
作品保護のために薄暗く設定された会場には、平将門の娘が妖術で呼び出した巨大な骸骨が描かれた「相馬の古内裏(ふるだいり)」や巨大なクジラが特徴的な「宮本武蔵の鯨退治」など迫力のある作品約200点が並ぶ。印刷する絵を彫った版木や、筆で描いた貴重な肉筆画もある。
展示替えにより、前後期で計約400点を楽しめる。同館の渕田恵子学芸員は「ぜひ2回訪れてもらい、国芳の奇抜なアイデアを堪能してほしい」と話している。
11月24日まで。月曜休館(10月6、13日、11月3、24日は開館)。一般1600円、70歳以上と学生1400円、18歳以下無料。問い合わせは同館(083-925-7788)へ。
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