【大分】ブランド「かぼすブリ」旬入り 味わいさっぱり!

 大分県産カボスを餌に加えて養殖したブランド魚「かぼすブリ」が出荷シーズンを迎え、大分市豊海の市公設地方卸売市場で11月1日、漁業関係者による旬入り宣言式が行われた。


旬に入った「かぼすブリ」


 かぼすブリは、さっぱりした味わいでほのかにカボスの香りがあり、身の色が美しいのが特徴。2010年から生産、出荷が始まった。臼杵、津久見、佐伯市の4業者が取り組んでいる。

 式では、県漁協の中根隆文組合長が「おいしさが一層増してくる季節を迎えた」と旬入りを宣言。漁業関係者が、「ガンバロー三唱」で多くの消費者に届けることを誓った。

 臼杵市の大分みらい水産専務、秋月良太さん(43)は「寒くなってきて脂ののりもいい。例年通りのおいしいかぼすブリが育っている」と話していた。

 2024年度は約591トンを生産し、6割を県内、4割を関東など県外に送り出した。25年度は26年3月末までに、約15万匹、約691トンの出荷を予定している。


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