市民1人あたり現金5000円を給付へ 物価高対策で宗像市

 福岡県宗像市は12月18日、物価高騰対策として全市民約9万7000人に1人あたり5000円を現金で給付すると発表した。国の重点支援地方交付金を活用する。事務費を含む約5億8000万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を、19日に閉会する市議会定例会に追加提案する。

 市によると、1日時点で市内に在住する0歳以上が対象。所得制限は設けない。来年2月以降、照会を経て金融機関の口座に振り込む。

 伊豆美沙子市長は「全市民に行き渡り、迅速かつ効率的に届ける方法を比較検討した」としている。国が勧めている「おこめ券」は「事務コストが高く、市民への支援効果がその分小さくなる」として見送ったという。


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