【熊本】鉄道を主軸にまちづくり 熊本市とJR九州が協定

 半導体関連企業の熊本県内進出に伴い、JR豊肥線の乗客数が増加したことなどを受けて、熊本市とJR九州は鉄道交通を主軸としたまちづくりを推進するための包括連携協定を締結した。南熊本駅で鉄道以外の交通手段との接続を見直すことで利便性を向上させたり、人流やにぎわいの創出に取り組んだりする。

熊本駅や南熊本駅周辺を想定


協定を締結した大西市長(左)と古宮社長


 協定では、3月に着工し2028年度に完了予定の熊本駅新幹線口駅前広場の再整備によって周辺の混雑を緩和させることや、南熊本駅周辺のまちづくりに力を入れることなどを規定。車両に搭載しているカメラを活用して線路をまたぐ渡線橋などの維持管理を行うことも想定している。


 協定の締結式が3月31日、同市役所で行われ、大西一史市長は「駅を中心に公共交通と接続性の良いまちづくりを進め、人口減少、高齢社会でも移動が保障できる豊かなまちを作りたい」と述べた。JR九州の古宮洋二社長は「鉄道を利用していただくことで渋滞もなくなり、環境問題にもプラスになる可能性がある。輸送力を強化していかなければならない」と意気込んだ。


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