大牟田市の「まちなか」を再生へ 駅の貨物線跡地を交流拠点に!

大牟田駅の貨物線跡の活用イメージ図=UDCおおむた提供

 福岡県大牟田市や大牟田商工会議所、有明高専などでつくる一般社団法人「アーバンデザインセンター(UDC)おおむた」は、市中心部の再生と活性化を目指し、空き家・空き地の活用策や、まちづくりの中心を担う人材の発掘などに取り組んでいる。2026年度は、JR大牟田駅西側の貨物線跡地を活用した新たな交流拠点づくりを推進する方針だ。

未来ビジョンを推進!

 UDCは、市が2023年に策定した「まちなか再生未来ビジョン」で掲げた計画を推進するため、公民学連携の組織として24年11月に設立された。大牟田駅から西鉄新栄町駅周辺までの約100ヘクタールを対象に、「構想期」(25~26年)、「チャレンジ期」(27~28年)、「実現期」(29~31年以降)に分け、様々な事業を展開する。

 25年度は、貨物線跡地(約1300平方メートル)の活用について、JR貨物と市、UDCが相互に連携し、協議を推進。まちなか再生に取り組んでいる北海道苫小牧市や前橋市の関係者らとUDC会員、まちづくりに関心がある人たちとの意見交換も重ねた。

繁栄の歴史を伝えつつ

 5月下旬に開かれたUDC社員総会では、26年度の活動方針として、市から都市再生推進法人の指定を受け、市が策定を予定している都市再生整備計画(28~32年度)について提言することを申し合わせた。同法人の指定を受けることで、国や民間都市開発推進機構などの支援を受けることができ、UDCの組織運営強化につながるという。


UDCの社員総会で2026年度の活動方針を協議する会員ら


 貨物線跡地については、大牟田の繁栄の歴史を支えた鉄路のイメージを残しつつ、学生や住民が集まったり、情報交換ができたりする交流拠点施設の設置を構想。キッチンカーを並べてイベントなどが開けるようにしたいとしている。

 UDCは27年度中の跡地利用を目指しており、センター長で有明高専の正木哲准教授は「早めにオープンすることで再生事業への関心を広めたい。提言については、まちなかの物件所有者や事業関係者、市民からの意見を集約し(事業主体の)大牟田市に内容を伝えていきたい」と話した。


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