大牟田駅周辺に新店が続々 点から面へ!にぎわい波及に期待

コラボイベントを開いた岡菜都子さん(左)と長真弓さん

記事 INDEX

  • 西口の"路面電車"から
  • 東口に「カタルバ」誕生
  • 「活気をまち全体に!」

 福岡県大牟田市の大牟田駅東口に2025年12月、カフェ「カタルバオセロ」がオープンしました。3月20日には、駅西口にあるジェラート店の商品と組み合わせて販売するコラボイベントを初開催。東口では4月1日、物産品なども販売する大牟田観光協会の店舗「おおむたnavispot shop&cafeポレポレ」がオープンし、駅西口が中心だったにぎわいが「点」から「面」へ広がることに期待が膨らんでいます。

西口の"路面電車"から


路面電車を利用した「ハラハーモニーコーヒー」と人気のフルーツサンド


 駅の西口では、かつて市内を走っていた路面電車を利用したノスタルジックな雰囲気のカフェ「hara harmony coffee(ハラハーモニーコーヒー)」が2021年3月に開店。イチゴやバナナといった旬の果物を用いたフルーツサンドが人気で、駅利用者らが休憩に立ち寄るスポットとして定着しました。


「LET IT BE」(左)と「カラヘ」


 その後、ボリューム満点のクレープやパフェが評判の「LET IT BE」、大牟田産のレモンなど地元食材を使うジェラート店「カラヘ」が、路面電車の近隣に相次いでオープン。駅西口は若い世代を中心に「にぎわい発信の力」(大牟田市広報課)となりました。


advertisement

東口に「カタルバ」誕生

 「東口にも活気を」――。建築設計事務所の代表で、大牟田市動物園内の「ともだちや絵本美術館」館長を務める岡大輔さんは24年、「誰もが気軽に集まれる『サードプレイス』をつくりたい」と考え、駅東口に立地する空き店舗を借り受けました。

 長女の菜都子さんや地元高校生らの協力で内装を整え、ゲストに招いた企業人や映画監督らを囲む「語る場」に。この場所がカフェ「カタルバオセロ」になりました。


大牟田駅東口にオープンした「カタルバオセロ」


 店長には菜都子さんが就きました。店名は、盤面の石の黒白が一気にひっくり返るゲーム「オセロ」から付けました。「何かおもしろいこと、楽しいことが起こる場所にしたい」と、菜都子さんは思いを語ります。


人気のホットドッグとコーヒー


 菜都子さんにコラボを持ちかけたのは、「カラヘ」のオーナー・長真弓さん。「店と利用客が互いにつながれば、さらに大きなにぎわいを生み出せるのではと思いました」と話します。カタルバオセロで開いたイベントでは、ワッフルにミルク味のジェラートを添えたコラボ商品などを提供しました。


ワッフルとジェラートのコラボ商品


 菜都子さんと長さんは「5回、10回とイベントを続け、他店とのコラボにもつなげたい」と意気込みます。


「活気をまち全体に!」

 ポレポレは大牟田観光協会が入るビルの1階にオープン。店名はスワヒリ語で「ゆっくり・ゆったり」を意味し、テーブルやソファが並ぶ店内は広々とした空間です。地元の物産品を販売するほか、コーヒーや軽食、菓子類などを提供します。


広々としたポレポレの店内


 駅東口で新規オープンの動きが出ていることについて、西口で1978年に創業した「アンティークカフェ アン」のオーナー・江崎祐美子さんは「たくさんあった喫茶店や飲食店がどんどん減っていきましたが、また増えつつあるのはうれしいですね」と笑顔を見せます。


1978年創業の「アンティークカフェ アン」


 ハラハーモニーコーヒーのオーナーで、大牟田のまちづくりなどにも取り組んでいる冨山博史さんは「駅周囲のにぎわいをさらに中心市街地に広げていければ、まち全体の魅力が高まっていくと思う」と期待しています。


この記事をシェアする