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キャンプに関する情報発信や用品レンタルなどを行い、アウトドアの楽しさを広めている「キャンプ女子株式会社」(福岡市)が、暗闇専用のボードゲームを製作し、「六本松 蔦屋書店」(福岡市中央区)での販売が8月18日から始まりました。キャンプ先で遊ぶゲームですが、長引くコロナ禍の「おうち時間」でも楽しめそうです。
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明かりを消してゲームスタート
この「キャンパー&ダンジョン」は2~4人でプレーし、チームで勝敗を競う対戦型ゲームです。ボード上に置かれた小型ランタンの光に触れないように洞窟の奥へとコマを進めていき、相手チームより多くの宝石を持ち帰れば勝ちとなります。
明るい場所で協力しながら遊ぶルールも準備されており、暗い場所が苦手な小さい子どもも楽しめるようになっています。対象年齢5歳以上で、プレー時間は1ゲーム15分ほど。価格は税込み5478円です。
雨のキャンプがきっかけに
アウトドアで様々な経験をしてきたキャンプ女子代表の橋本華恋さん。今回のゲーム製作は、雨の日のキャンプで子どもたちが退屈そうにしていたことがきっかけになりました。大人は会話やお酒を楽しんで過ごせますが、子どもは時間を持て余しがちに。自然の中に身を置いているワクワク感とともに、キャンプの楽しい思い出を残せるようにと、雨でも暗いテントの中でも遊べるゲームの企画に乗り出しました。
ルールづくりとデザインは数々の人気ボードゲームに携わった「aimai products」のはら氏が担当。さらに、VR音楽グループ「AMOKA」が専用楽曲を制作し、ゲームの世界観に没入できるように工夫されています。橋本さんは「家族みんなで非日常を楽しんでほしい」と話しています。
長引く「おうち時間」にも!
ゲームは、キャンプ女子が運営するオンラインショップ「キャンジョストア」で購入できますが、橋本さんの強い希望で六本松 蔦屋書店にも並ぶことに。「本屋の枠にとどまらず、暮らしを豊かにするエッセンスを与えてくれる場所」という思い入れのある店で、幅広い世代、客層の目にとまることを願って販売準備を進めました。
同店で文具雑貨を担当する萩原洋美さんは、光によるゲームの演出に新しさを感じたそうです。「自宅ベランダでのキャンプや、照明を消した室内など、長引くおうち時間でも楽しく遊べるのでは」と期待を寄せています。
一つの盤をみんなで囲み、互いの表情を読みながら進めるボードゲーム。年齢を問わずに時間を共有でき、コミュニケーションも深まりそうです。