博多港に巨大キリン上陸? 福岡市がコンテナクレーンの塗り替えを計画

塗り替え後のクレーンのイメージ(画像はいずれも福岡市提供)

記事 INDEX

  • 岸壁に立つキリン
  • 博多港に親しみを
  • 新たなシンボルに

 福岡市は、アイランドシティ(東区)のコンテナターミナルで稼働しているクレーンのうち1基をキリンを模したデザインに塗り替えます。2022年2月末頃の完成を予定しており、岸壁に立つ大きな"キリン"は博多港の新たなシンボルになりそうです。


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博多港に親しみを

 アイランドシティのコンテナターミナルには、輸出入される多くの貨物が集まります。高さ約100メートルのクレーンが岸壁に6基並んでおり、大型貨物船が運ぶコンテナを積み下ろししています。


貨物船のコンテナを積み下ろしするクレーン

 今回、さびの発生などによる劣化を防ぐため1基の塗り替えが決まり、それにあわせて博多港に親しみを持ってもらえる新デザインを検討することになりました。

 事業費は国の補助金を含め約1億700万円。コンテナクレーンはその形状から「海のキリン」とも呼ばれ、アイランドシティにある福岡市立こども病院でも「子どもたちがクレーンのことをキリンと言っている」と耳にしたことなどから、キリンの柄に決まったそうです。

新たなシンボルに


コンテナターミナルがあるアイランドシティ

 塗り替えられるクレーンは、アイランドシティと香椎パークポート地区を結ぶ香椎アイランドブリッジや、こども病院の病棟などから一望できます。貨物を積み下ろしする際は、ブームと呼ばれる可動部分が海側に倒れ、キリンが首を下ろしているかのように見えるそうです。

 福岡市の担当者は「完成したらぜひ見に来て、博多港に興味をもってもらえたらうれしいです」と話しています。


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