大牟田市動物園に日本初「動物園内にある絵本美術館」がオープン

記事 INDEX

  • 80周年の動物園に新施設
  • 節目の記念ロゴもお披露目
  • 教育・福祉にも役割果たす

 大牟田市動物園(福岡県大牟田市)が10月1日に開園80周年を迎えました。同園ではこの日、動物園内の絵本美術館としては日本初となる『ともだちや絵本美術館』がオープンし、節目を祝う記念セレモニーが開かれました。


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80周年の動物園に新施設

 園内にできた絵本美術館は、①かんじる②くつろぐ③であう④つくる⑤つながる――の五つをテーマにしています。大牟田市出身の絵本作家・内田麟太郎さんの「ともだちや」シリーズをはじめ約1000点の原画が展示され、収蔵する絵本約2000冊を自由に読むことができます。


美術館に並ぶ様々な絵本

 館内には休憩スペースもあり、疲れたときに一息つくことができます。さらに、動物にちなんだかわいらしいグッズも販売しており、子どもから大人まで楽しめる施設になっています。


動物をモチーフにした「どうぶつ家具」

 なぜ、動物園に絵本美術館をつくったのでしょうか。市観光おもてなし課は「大牟田市では以前から、絵本原画の展示や読み聞かせのイベントなど、絵本によるまちづくり活動に力を入れてきました。美術館の設置場所について議論を重ね、動物園の機能強化の目的もあって園内に決まりました」と経緯を説明します。

節目の記念ロゴもお披露目

 記念セレモニーでは、開園80周年の記念ロゴが発表されました。一般募集で寄せられた232点の中から、福岡市のグラフィックデザイナー・有江樹里さんの作品に決定。数字の「80」のまわりを様々な動物のカラフルな足跡が彩るデザインです。


80周年のロゴをデザインした有江さん(左)と椎原園長

 「人と動物が一緒に80年間歩んできたことを足跡で表現しました。園内で実際に飼育されている動物を参考にしているので、どの動物の足跡なのか考えてみてください」と有江さん。同園は記念ロゴをステッカーなどにして活用していく予定です。

教育・福祉にも役割果たす

 大牟田市動物園は、麻酔を使わない採血で動物の健康管理をしたり、餌を隠して野生の本能を引き出したり、動物たちがいきいき暮らせる取り組みで知られています。2019年には動物福祉をテーマとした映画『いのちスケッチ』の舞台にもなりました。


園で飼育されているキリン

 椎原春一園長は「多くの方のご支援のおかげで、ここまでこれました。80周年を機に観光だけでなく、教育・福祉などの分野でも動物園や絵本が役に立てるようにしていきたいです」と気持ちを新たにしていました。




施設名 ともだちや絵本美術館
所在地 福岡県大牟田市若宮町2-1(大牟田市動物園内)
開館時間 9:30~17:00(12月~2月は16:30まで)
休館日 毎月第2・第4月曜日(祝休日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日~1月1日)
料金
動物園の入園料(大人:500円/子ども:100円)
公式サイト ともだちや絵本美術館

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