福岡発シェアサイクル「チャリチャリ」が快走中! エリアを広げ、名古屋へ、東京へ

東京でもサービスを始めた「チャリチャリ」(画像はいずれもneuet提供)

 赤い自転車が目印のシェアサイクルサービス「Charichari(チャリチャリ)」。福岡市で2018年にサービスを開始してから利用者は順調に伸び、今年9月には福岡市内での利用可能エリアが広がりました。福岡生まれのシェアサイクルは快走を続けており、名古屋に続いて東京でのサービスも始まりました。

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福岡で利用できるエリアが拡大

 スマートフォンの専用アプリで、自転車の解錠・施錠、利用料金(1分4円)などを管理するチャリチャリ。アプリのダウンロード数は累計280万回を超え、福岡市中心部などでは赤い自転車をこぐ人の姿を見かけることが増えました。

 このシェアサイクルを運営する「neuet」(本社:東京)は9月10日に福岡市内の利用エリアを拡大。新たに対象となったエリアのコンビニやマンション、宿泊施設など約30か所で、自転車を借りたり返したりする「ポート」の整備を進めています。


サービスの拠点となる「ポート」

<福岡で新たにサービスが始まったエリア>
 西区 /姪の浜・小戸
 早良区/室見・藤崎・原・高取
 城南区/荒江・茶山
 中央区/笹丘・小笹・平和
 博多区/板付・竹下
 南区 /高宮・大橋・野間・若久

 準備が整い次第、東区でもエリアを拡大していくそうです。


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mobbyとの連携で広がる選択肢

 電動キックボードのシェアリングサービス「mobby(モビー)」を提供する「mobby ride」(本社:福岡市)との業務提携も結びました。

 街中で手軽に利用できる移動手段のシェアリングが将来広がっていくことを見据え、「マーケティング活動の推進」「車体の整備・運用体制の構築」などを協力して進めていくことにしています。


neuetの家本賢太郎社長(右)とmobby rideの日向諒社長

 将来的には、一つのサービスに登録するだけで、天候や気分、移動目的に合わせてモビリティの選択ができる社会を目指しているとのことです。

 「利便性や安全性を含め、福岡がシェアモビリティサービスの先端的な都市になるよう取り組んでいきたい」と、neuetの家本賢太郎社長は言います。


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名古屋、東京でもサービス開始

 9月16日には、東京の浅草・上野エリアでチャリチャリのサービスがスタートしました。2018年2月の福岡市、2020年7月の名古屋市に続く国内3都市目の展開です。

 1年後には自転車800台、ポート120箇所の体制を整え、月間利用12万件を目標に掲げています。


東京・スカイツリーを背景に

 neuetの家本社長は「福岡での経験を生かし、街なかの(駅やバス停など)交通結節点が少し離れているところ、その間に人が集まる施設があるところを中心に、自転車で移動する『ちょい乗り』を広げていきたい」と話しています。

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