「茅乃舎」の茅葺き屋根を一新 九州各地の職人が久山町に結集

茅葺き屋根のふき替えを終えた茅乃舎の前で、作業を振り返る三苫さん
福岡県久山町の農村地帯を抜けた山の中にぽつんとたたずむ茅葺(かやぶ)き屋根レストラン「御料理 茅乃舎(かやのや)」が、約20年に1度の屋根のふき替えを終えた。運営する久原本家グループ(久山町)の「茅乃舎だし」を全国ブランドにしたきっかけを生んだ場所でもあり、九州各地から結集した職人らにより、約80トンの茅を使って装いを一新。茅葺き屋根が少なくなる中、ブランドと伝統建築、食文化を発信する拠点として6月19日に再オープンした。