福岡市植物園の立体画像などをパソコンやスマートフォンで楽しめる「3Dバーチャル植物園」がオープンしました。新型コロナウイルスの拡大により自宅で過ごす時間が増えるなか、園内をオンラインで散策してもらおうと福岡市が開設しました。
園内を本当に歩いているみたい
バーチャル植物園は、10月に始まった「一人一花サミット」の一環として、福岡市が開設したウェブサイト「オンライン一人一花サミット」で楽しめます。新型コロナの影響で開催を見送った市民参加型イベントの代わりに"開園"しました。
オンラインで散策できるのは、植物園内のバラ園と温室です。見頃を迎えた花々や珍しい植物の様子を、まるでその場にいるかのように眺めることができます。
ワークショップ動画も充実
サイト内の「一人一花サミットチャンネル」では、市民団体や学生によるワークショップの動画も公開。自宅にいながら園芸や環境などについて学べます。
片江市民緑地グリーンメイトの会は、フラワーリースの制作や「石つき盆栽」の作り方などを説明しています。
西日本短期大学緑地環境学科の学生たちは「人+木=休 体験リレー」と題して、純植物ナチュラル石けん水、竹で作る鉛筆ホルダーなどを紹介しました。
ネットとリアルの融合を楽しんで
これからは、季節ごとのコンテンツも増やしていくとのこと。オンラインでいつでも、最も美しい時季の植物の姿を楽しめそうです。
福岡市一人一花推進課の上原真之課長は「植物園にもぜひ足を運んでもらい、ネットとリアルを行ったり来たりしながら、花の素晴らしさを再認識してほしい」と話しています。