漫画『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』 作者・新島秋一さんに福岡の魅力をインタビュー

SNSがなかったら「博多弁の――」は生まれてなかった


コミックス『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』(秋田書店提供)

――作品のネタ集めはどうしていますか。

 ツイッターでアンケートを取ってみたり、ニコニコ動画やユーチューブの生放送でユーザーと直接やりとりしたりして、独りよがりにならないように注意しています。大事にしているのは「共感」です。ユーザーの意見をもらって作品を手直しすることも多々あります。

――今っぽい作品の作り方ですね。

SNSがなかったら誕生しなかった作品だと思います。

――作中には福岡の名産やお店がたくさん出てきます。

漫画で商品やお店を紹介する場合、お店に直接交渉したこともあります。博多駅前のラーメン屋さんとかには直接お願いに行きました。

――私は北九州市出身なので、北九州市出身の「斉藤先生」の言葉に共感です。

北九州ネタは考えています。まだ詳しくはお話しできませんが、北九州はもっと登場しますよ。

作品づくりで感じた福岡の魅力

――福岡に対する思いとか、新島さんの中で変化はありましたか。

 福岡に関心を持つようになりました。

――たとえば?

 友人と食事に行っても、地元トークが増えました(笑)。福岡のうどんはコシがないとか、僕らの当たり前が福岡県外では当たり前じゃないから、小さなことに驚いたり、好奇心をかき立てられたりするようになりました。それまでは福岡に住んでいながら、ほとんど興味がありませんでしたから。

――福岡の見方が180度変わりましたね。

 福岡の魅力を探しているうちに、全国各地の魅力にも気づけるようになりました。日本全国それぞれの場所に自慢できるところがあります。もちろん、東京だって。コミックス第2巻は東京の魅力も描いています。『博多弁の――』が自分たちが住む地域の魅力に目を向けてもらうきっかけになったらうれしいです。

 在京テレビ局が全国放送する番組では、首都圏のグルメ情報や観光情報がどうしても多くなります。でも、首都圏に住んでいない僕らはそこを訪れることは難しいです。東京中心の画一的な文化じゃなく、それぞれの地域の特徴や多様性を大事にしたいですね。


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