漫画『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』 作者・新島秋一さんに福岡の魅力をインタビュー
記事 INDEX
- きっかけはSNS
- 作品を通じて自分も変化
- Huluでドラマ配信中
福岡の魅力が詰まった漫画『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』。主人公の博多乃どん子は、博多弁バリバリの博多っ子。作中に登場する福岡のあるあるネタが、読者の共感を得ています。作者の新島秋一さんに、漫画を描く中で気づいた福岡の魅力、作品にかける思いについて語ってもらいました。
新島秋一さん
新島秋一(にいじま・あきいち)。漫画家。ウェブ漫画サイト「マンガクロス」(秋田書店)にて、『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』を連載中。作品は今夏ドラマ化された。福岡県在住。
――はじめまして。よろしくお願いします!
よろしくお願いします。メディアの取材を受けるのは初めてで、大丈夫かなぁ(笑)
――大丈夫ですよ(笑)。最近は『翔んで埼玉』が映画化されるなど、ご当地漫画が話題ですね。
そうですね。もともと、ご当地ネタはアマチュア漫画家に人気で、自作漫画をツイッターに投稿している漫画家も多いです。僕も投稿サイトに作品を発表していました。投稿が編集者の目に止まったのが連載のきっかけです。
唐突に始まる博多弁クイズ!!!
— 新島秋一:単行本三巻&ドラマ化7月 (@niijimaakiichi) July 4, 2019
あいらしかー
からう
はらかく
この三つの方言、意味は分かりますか? pic.twitter.com/67J2M4NQIP
――福岡県民の「あるあるネタ」が満載です。
福岡と東京のギャップが作品の中心テーマになっています。福岡の方言にしても、共通語感覚で使っていた言葉が実は方言だったりして、指摘されて初めて気づくことも多いですよね。
――当たり前だと思っていたことが……
当たり前じゃなかった(笑)。でも、東京とのギャップというのは、福岡県民に限らずどの地域の人も感じてるんじゃないですか。みんなが何となく抱えている感覚が、読者の共感を得ていると思っています。