九博にも登場!観光や買い物の途中にほっこり「足湯」で一休み

福岡県内で利用できる足湯

記事 INDEX

  • 茶屋でくつろぎながら
  • 境内に都心のオアシス
  • 各地に癒やしスポット

 春とはいえ、肌寒い日も多い3月。福岡県内には、気軽に利用できる足湯が各地にある。買い物や観光のついでに温まってみてはどうだろう。

茶屋でくつろぎながら

 太宰府市の九州国立博物館に2月、足を湯につけたまま飲食できる「九博庭園 足湯茶屋」がオープンした。敷地内の和食レストラン「いい乃じ」に隣接し、足湯専用のメニューを注文すれば利用できて、タオルも借りられる。


九州国立博物館の足湯で楽しめるメニュー


 メニューは八女茶などが味わえる「ドリンクセット」(1200円から)や、特製のうなぎのおむすびやぜんざいなどがつく「カフェセット」(1800円)で、多い日は約100人が利用している。


九博に登場した足湯茶屋


 運営する外食業「ゼットン」(東京)は、横浜市のレストランでも足湯を設置して人気を集めており、広報部の篠田朋美さんは「博物館の鑑賞や観光で疲れた足をほぐしながら九州の味覚を楽しんでもらいたい。太宰府の活性化にも役立てばうれしい」と話す。


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境内に都心のオアシス

 近年、都市部を中心に足湯の人気が高まっている。東京都大田区の足湯カフェ「湯セレクト」の店主・千葉勝由さんによると、駅や空港、レストラン、パン店など設置される場所も多彩で、「服を着たままでも気軽に温泉気分を楽しめる足湯は『都会のオアシス』で、癒やしを求めて人が集まる。足を温めると血流が良くなり、免疫力アップなども期待できます」と説明する。

 福岡市・天神の警固神社(前田安文宮司)にも足湯があり、約40度に温めたミネラル水を循環させている。2月中旬、買い物中に立ち寄った福岡市南区の親子は「少し歩き疲れていたけれど、ここで一休みできた。これからまた買い物に行きます」と笑顔で話した。


警固神社の足湯を楽しむ親子


 同神社の足湯装置は、2011年3月の東日本大震災の後、福島県南相馬市の仮設住宅で使われていたもの。福岡市のミネラル活水装置製造会社「クリスター」が「被災者を支援したい」と提供し、仮設住宅の閉鎖後に神社に寄贈した。


 権禰宜(ごんねぎ)の堤寿和さんは「一緒に足湯につかると知らない人同士でも会話が生まれる。ここが人々の交流の場になればうれしい」と期待。無料だが、さい銭箱がある。タオル(1枚100円)は社務所で授与している。

各地に癒やしスポット

みやま市

 日本有数の炭酸含有量を誇るみやま市の長田鉱泉場の足湯は、飲み水として利用できない鉱泉を活用している。鉱泉の温度は16度程度で、冬場の週末などは鉱泉を沸かしている。地元の長田地域振興会が管理や運営を担い、同会メンバーで、近くの「田中羊羹(ようかん)本舗」の店主原田亜希子さんは「春には周囲に桜や菜の花が咲き誇りますよ」と勧める。誰でも無料で利用できる。


炭酸泉が特徴の長田鉱泉場の足湯


柳川市


 柳川市には、約70人が1度に入れる無料の「からたち文人の足湯」がある。弱アルカリ性の温泉をくみ上げた源泉掛け流しで、07年に市が整備。つかりながら、北原白秋や檀一雄ら市ゆかりの文人7人を紹介するパネルを眺めて柳川の文化を学べる。


70人が入れる「からたち文人の足湯」


うきは市


 うきは市役所の敷地内にも無料の足湯があり、来庁者の憩いの場になっている。行政手続き以外で住民らが市役所に足を運ぶきっかけをつくろうと、市が08年に設置。隣接する温泉施設から温泉を引いており、市福祉事務所主事の渡辺慶吾さんは「硫黄が香る本格的な足湯です」と胸を張る。


うきは市役所の足湯は憩いの場になっている


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