漫画家・諸星大二郎が誘う「異界」 北九州市漫画ミュージアムで開催中

会場に展示されている漫画『妖怪ハンター』の中でも特に人気の高い作品「生命の木」の一場面

記事 INDEX

  • 諸星大二郎デビュー50周年
  • 人気作品の数々
  • 本人所蔵ニューギニアの置物も

 『妖怪ハンター』シリーズなどで知られる漫画家・諸星大二郎さんの原画約350点を展示する「デビュー50周年記念 諸星大二郎展 異界への扉」が、北九州市小倉北区の北九州市漫画ミュージアムで5月23日まで開かれています。

※新型コロナウイルスの緊急事態宣言発令により5月10日で終了しました


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人気作品の数々


 諸星さんは1970年に漫画雑誌「COM」でデビュー。神話や宗教、民間伝承などを題材に数々の作品を発表してきました。会場には、妖怪ハンターシリーズのほか、週刊少年ジャンプで連載した『暗黒神話』、パプアニューギニアを舞台にした『マッドメン』、西遊記をモチーフに連載中の『西遊妖猿伝』などの原画が並んでいます。


『マッドメン』の展示エリア


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本人所蔵ニューギニアの置物も

 原画以外にも、諸星さんが所有するパプアニューギニアの置物といった民俗資料も紹介。作品世界に関わりが深い美術作品も数多く並び、作品世界をより"ふかぼり"する展示になっています。


諸星さんが所有するパプアニューギニアの「人面魚」の置物


 諸星大二郎展は、昨年から全国を巡回しています。全国149の公立美術館で組織する美術館連絡協議会が優れた展示会企画を選ぶ2020年の「美連協大賞」で大賞を受賞したことでも注目を集めています。

 4月25日、5月4日には担当学芸員によるギャラリートークを開催。事前申し込み優先で、定員各10人。4月21日から一部展示替えを行います。

※新型コロナウイルスの緊急事態宣言により5月10日で終了しました



イベント デビュー50周年記念 諸星大二郎展 異界への扉
会期 3月20日(土)~ 5月23日(日)
※新型コロナ緊急事態宣言により5月10日で終了
場所 北九州市漫画ミュージアム(北九州市小倉北区浅野2-14-5)
時間 11:00 ~ 19:00 (最終入場 18:30)
入場料 一般:1000円、中高生:500円、小学生:300円
公式サイト デビュー50周年記念 諸星大二郎展 異界への扉


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