今までなかった体験型書店 文喫 福岡天神が岩田屋本店にオープン
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記事 INDEX
- 国内2店舗目
- 新しい「本との出会い」
- 「書籍」と「体験」を地続きで
入場料が必要な書店「文喫 福岡天神」が3月31日、福岡市中央区の岩田屋本店にオープンしました。岩田屋三越のカルチャースクール「学(まなび) IWATAYA」を併設し、学びの体験を通じた「本との出会い」をコンセプトに掲げています。
新しい「本との出会い」
文喫は、出版取次大手・日本出版販売(日販)とグループ会社のリブロプラスが企画・運営し、2018年12月に1号店が東京・六本木にオープン。福岡天神店は全国で2店舗目になります。一部エリアを除いて入場料として平日1650円(土日・祝日は1980円)が必要です。
店内には約3万5000冊の書籍・絵本が並び、座席は150席を用意。ワイファイや電源も完備しています。
文喫の魅力は、書店員による選書。従来型の書店では体験できない新しい「本との出会い」をコンセプトに掲げます。文喫の担当者は「有料ゾーンには同じ本は1冊とてありません」と力を込めます。
福岡天神店の喫茶室のメニューは、軽食中心の六本木店とは異なり、"デパートでの食事"を意識したカフェメニューがそろっています。
「書籍」と「体験」を地続きで
文喫 福岡天神店の最大の特徴が、併設するカルチャースクール「学 IWATAYA」の存在です。
キッチンスタジオや音楽スタジオ、壁面が鏡のダンススタジオなど用途に合わせた7部屋を完備。アートやエクササイズ、料理、美容、デジタルスキルなど300以上の講座を用意しています。
主な講座は、創作ビーガン料理を提供する「LIGHTS Vegan team」による料理教室、木工用ボンドを使ったアート作品を手がける画家・冨永ボンドさんの小学生向けアート教室、アイドルグループの振りつけも手がける関岡マークさんによるTik Tokダンスレッスンなど。
岩田屋三越の広報は「顧客の趣味・嗜好が多様化し、従来の百貨店の枠組みにとらわれないサービス展開が必要になっています。趣味・嗜好への投資を惜しまない『高感度』な顧客が増えており、そういった客層を取り込んでいきたい」と戦略を説明します。
また、文喫の担当者は「福岡天神店の書店員には、書店勤務の経験がない人もいます。多様なスタッフが選書することで福岡天神店でしか体験できない新しい『本との出会い』を提供し、『学 IWATAYA』とも融合した学びの空間にしていきたいです」と話しています。
店舗名 | 「文喫 福岡天神」「学 IWATAYA」 |
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所在地 | 岩田屋本店 本館7階(福岡市中央区天神2-5-35) |
営業時間 | 10:00 ~ 20:00(ラストオーダーは19:30) |
入場料 | 平日:1650円、土日祝:1980円、小中学生:550円、未就学児:無料 |
席数 | 150席 |