プロ野球選手からボートレーサーに 元西武の野田さん

 プロ野球・埼玉西武ライオンズの中継ぎ投手だった福岡県糸島市出身の野田昇吾さん(29)が、ボートレーサーを目指して入所していた柳川市の養成所を卒業した。11月にボートレース戸田(埼玉県戸田市)でのデビュー戦に臨む予定で、「まずはたくさんのレースを走りたい」と意気込んでいる。


モーターの点検訓練に励む野田さん(柳川市の養成所で)

 野田さんは、鹿児島実業高(鹿児島市)を卒業後、社会人の西濃運輸(岐阜県大垣市)を経て2016年、ドラフト3位でライオンズに入団。17年には日本代表「侍ジャパン」に選ばれた。18年は58試合に登板してリーグ優勝に貢献したが、20年に現役を引退した。

 第二の人生も勝負の世界に身を置きたいと考え、ボートレーサーになることを決意。トップアスリートを対象にした特別試験を突破し、21年10月に第131期生として養成所に入った。同期は野田さんを含めて52人。卒業できるのは平均30人ほどという厳しい世界で、9月22日の修了式に臨むことができたのは25人だった。

 プロ野球選手時代には70キロ台前半だった体重を走り込みと食事制限で最大23キロ落として入所したが、「体重を維持するのが大変だった」という。毎朝6時に起床、午後10時に消灯という日々の中で、ボートレーサーに必要な操縦技術やエンジン整備などを一から学んだ。「これまでの人生で一番長く感じた1年間だった。苦しかった」と振り返る。

 プロ野球選手からボートレーサーへの転身について「悔いはない」と言い切り、今後の目標については「先のことを考えるよりも、まずはたくさんレースを走りたい。先輩たちに迷惑をかけず、事故を少なくすることを目指したい」と笑顔で話した。


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