福岡県宮若市のイメージキャラクター「追い出し猫」のひな飾り展「猫のひなめぐり」が同市福丸の福丸商店街一帯で開かれ、愛くるしい表情をした計約300体が来場者の目を楽しませている。
同市では、寺にすみついた大ネズミが穀物などを荒らし、困り果てた和尚にかわいがられていた猫たちが命がけで退治した逸話が伝わる。そこで、この「追い出し猫」を地域おこしにつなげようと、地元の商工会などがキャラを作成し、2019年から同展を開いている。
今年は若宮コミュニティセンター「ハートフル」を主会場に、若宮商工会館や「追い出し猫本舗」など計8か所で、ひな人形の衣装をまとった猫の置物が展示されている。地元の子供たちが猫の顔を描いた土鈴や、紙で作った猫人形なども並ぶ。
各会場とも展示は3月15日まで。観覧無料。問い合わせは宮若追い出し猫振興会(0949-52-3666)へ。