宮若産の米を使った甘酒 ギラヴァンツ元主将・内藤選手が手がける「マイノ」

甘酒を手にする内藤選手(提供:マイノ)

記事 INDEX

  • 米が大好きで農業に注目
  • 地域のためにできることは
  • ふるさと納税返礼品にも

 健康や美容に効果があるとして、人気が高まっている甘酒。種類も販路も増え、毎日の生活に取り入れるようになった人も多いのではないでしょうか。そんな中から今回紹介するのは、サッカー選手の内藤洋平さんが手がける「myno(マイノ)」です。無農薬・減農薬農法で生産された福岡県宮若市の特別栽培米を使用し、通常の米麹の2倍のたんぱく質を含む米麹甘酒です。

米が大好きで農業に注目

 内藤選手は2013~20年シーズンの8年間、Jリーグ・ギラヴァンツ北九州に在籍し、19年シーズンにはJ3優勝、J2昇格を決めたチームをキャプテンとして先導。今シーズンからは地元・神奈川県の鎌倉インターナショナルFCでプレーしています。


北九州で8年プレーした

 「北九州で生活する時間が長くなるにつれ、関わる人も、入ってくる情報も増えていきました。そうなると街や地域に対する関心の熱量も自ずと上がります。サッカー選手としてだけでなく、社会人としてどう地域へかかわっていくべきなのかを考えるようになりました」

 アスリートとして食生活には日ごろから気を配っており、食事の基本である食材に関心を持つようになりました。和食が好きで、お米が大好きだという内藤選手が注目したのが農業でした。


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地域のためにできることは

 福岡県内の農家を何軒か訪問するうちに、農業や地域が抱える課題などを知った内藤選手。課題解決のため自分にできることはないかと考え、たどり着いたのが、もともと好きで日常的に飲んでいたという甘酒を使ったプロジェクトです。

 アスリートならではの視点も生かし、地域や農家の課題解決、人々の健康維持、食文化の継承、アスリートのキャリアサポートなどを目的に2020年、マイノのプロジェクトをスタートさせました。マイノの収益は7人制サッカーのソサイチ、障がい者スポーツ支援、アスリートのキャリアサポートの振興に活用されています。


甘酒の収益はスポーツ振興などに活用(提供:マイノ)

 将来は宮若市にソサイチのスタジアムを建設したいという内藤選手。「宮若市のお米をもっと広め、消費量を増やしたい。老若男女みんなが集まる、そんなスタジアムを建設できれば。今は願望の段階ですが、実現したいです」。鎌倉に居を移した今も、神奈川でサッカーを続けながら、北九州や福岡のことを考えています。


神奈川でサッカーを続ける内藤選手(中央、提供:鎌倉インターナショナルFC)

ふるさと納税返礼品にも

 マイノはフローズンタイプ。豆乳や牛乳と好みのフルーツをミキサーにかけてスムージーにしたり、解凍して黄粉や黒ゴマ、はちみつを一緒にシェイクしたりとオリジナルのアレンジでも楽しめます。朝食時や運動後はもちろん、暑い日には冷凍したものをアイスキャンディー代わりに食べるのもおすすめです。

 公式ホームページから購入でき、宮若市のふるさと納税返礼品にも選ばれています。また、ミクニワールドスタジアム北九州(北九州市小倉北区)で開催されるギラヴァンツ北九州の試合日には、九州スタグル研究所のブースで夏季限定のコラボ商品「マイノ×門司港バナナスムージー」を販売しています。


コミルキッチンのオリジナル商品

 お弁当・お惣菜・焼き菓子のテイクアウト店「コミルキッチン」(北九州市小倉北区)ではキューブ型のマイノのほか、「レモンバジル」「ストロベリー」など季節に合わせたオリジナル商品を扱っています。


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