春の観光シーズンの幕開けを告げる「お堀開き」が3月1日、福岡県柳川市の掘割で行われた。新型コロナウイルスに苦しめられてきた観光関係者らは、川下りの安全と観光客の本格的な回復を願った。
同市では4月3日まで「柳川雛(ひな)祭り さげもんめぐり」を開催中で、イベントはコロナ感染拡大前とほぼ同じ内容で行われ、週末を中心に多くの観光客が見られるようになってきた。
お堀開きには約50人が参加し、2隻のどんこ舟を浮かべた台船上で日吉神社の山口祥子宮司が安全運航を祈った。市観光協会の高橋努武会長は「コロナ禍を乗り越え、春の新たな風と掘割でみなさまをお迎えしたい」と話した。
4日から「雛めぐり舟」の運航が始まり、21日には「おひな様水上パレード」が予定されている。