柳川の新名物に?高校生が考案「なんちゃってうなぎ丼」

 JA柳川は、福岡県柳川市の高校生を対象に地元の農産物を使ったレシピのコンテストを開催した。料理部門は杉森高3年の高岩晴海さんの「なんちゃってうなぎ丼」、スイーツ部門は同1年の松尾梨花さんの「ナスまんじゅう」がグランプリに輝いた。


料理部門でグランプリに輝いた「なんちゃってうなぎ丼」


 柳川の農産物を広くPRし、地域とのつながりを強めようと初めて企画。市内の伝習館、柳川、杉森の3高校に呼びかけ、料理部門に254点、スイーツ部門に43点が寄せられ、昨年12月の書類審査で各3点が本選に進んだ。


 柳川総合保健福祉センター「水の郷」で2月4日に行われた本選では、レシピの料理とスイーツを実際に調理。同市出身で中村学園大短期大学部の三堂徳孝教授や、JA柳川の新谷一広組合長ら6人が審査した。

スイーツ部門は「ナスまんじゅう」


スイーツ部門のグランプリ「ナスまんじゅう」


 「なんちゃってうなぎ丼」は、柳川名物のうなぎ料理をイメージした一品で、ナスを加熱し、開いて筋を入れるなどした。「ナスまんじゅう」は、小さく刻んだナスを煮て、ゆでたヒシとともにあんに混ぜ込むなどした。


 両部門のほか、SNS映え部門にも26点が寄せられ、書類審査で10点がグランプリに選ばれた。

 三堂教授は「野菜を主役にするのは難しいが、それぞれしっかり役割を引き出していた。もう一歩、二歩と進化させてほしい」と話した。


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