福岡県春日市の菓子店「富貴」が新幹線の検査用車両「ドクターイエロー」の焼き印が押された「まんまる博多カステラ みるく&発酵バター」を発売した。
博多総合車両所(那珂川市)を生かしたまちづくりを行うため、春日市とJR西日本が5月に結んだ包括連携協定に基づいた取り組み。新たな土産を作ろうと今回、商品開発を行った。
同店の人気商品「博多カステラ」をベースに、ミルクと発酵バターを使って、香ばしく優しい味に仕上げた。ドクターイエローを正面から見た姿の焼き印が押され、パッケージには黄色の車体をあしらった。
鉄道ファンらから多くの問い合わせが寄せられており、同店の松本弘樹社長は「反響の大きさに驚いた。地元のお土産として定着してほしい」と話す。
箱売り(6個)1300円、ばら売り1個200円。春日、大野城、福岡市にある店舗と、JR博多、小倉駅の土産店で販売。春日市のふるさと納税返礼品にも加わる予定。