源氏物語を初めて英訳した末松謙澄を紹介 行橋で企画展
福岡県行橋市出身で明治・大正期に政治家、文化人として活躍した末松謙澄(けんちょう)(1855~1920年)が初めて源氏物語を英訳し、世界に発信したことなどを紹介する企画展が、同市中央1の市歴史資料館で開かれている。
源氏物語の作者、紫式部をヒロインとした今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」にちなんで企画。末松が日本の国際的評価を高めるため、英国留学中の1882年に英訳した「GENJI MONOGATARI」の第2版本をはじめ、日本にいる父親に宛てて英国での暮らしぶりをしたためた手紙や源氏物語の場面を描いた日本画の掛け軸などを展示している。
3月20日まで、入館無料。火曜休館。問い合わせは同館(0930-25-3133)へ。