「広報ふくち」が全国コンクール入選 地域への思いを特集

2024.05.27

 自治体の優れた広報紙などを表彰する2024年「全国広報コンクール」(日本広報協会主催、読売新聞社など後援)で、福岡県福智町の「広報ふくち」が広報紙(町村部)部門で入選した。様々な分野で地域活性化に取り組む人たちを10ページにわたって紹介した特集が評価された。


入選した2023年12月号の特集ページ(福智町提供)

 広報ふくちはA4判カラーで月1回発行しており、入選したのは「眩光(げんこう)」と題した特集を組んだ23年12月号。自然保護や観光ガイドの活動、町産レモンの生産などに汗を流す住民を取り上げ、地域への思いを語ってもらった。

 担当した町まちづくり総合政策課の仮屋祐希さんは「町のいたる所にある潜在力を点在する光に例え、集めると眩(まぶ)しい光になるというイメージで記事を書いた」と振り返る。普段からできるだけ多くの人を紙面に登場させることを意識しているという。


パソコンのモニターで最新号の紙面を確認する仮屋さん(奥)と和佐さん

 広報紙は町のホームページにも掲載しており、福岡市のケーキ店からレモン購入の相談もあった。仮屋さんは「反響の広がりがうれしい」とほほ笑む。

 今後は「命」や「健康」をテーマに特集の構想を練る。仮屋さんと、コンビを組む同課の和佐翼さんの2人は「読みたくなる、読んでもらえる広報紙を作り続けていきたい」と声をそろえた。


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