アニメで知ろう!難聴講座 福岡市の団体がセミナー開催

アニメ動画「なんちょうなんなん」のワンシーン(画像はいずれも「言葉のかけはし」提供)

 難聴への理解を深めるセミナー「アニメで知ろう!難聴講座」が、7~11月に全国5か所で開かれる。当事者や家族のほか、これまで関わりがなかった人も参加できる。

困りごとや接し方をアニメで

 難聴の啓発活動を行う一般社団法人「言葉のかけはし」(福岡市)の主催。難聴の娘を持つ岩尾至和・代表理事が「聞こえのフォローが当たり前の社会へ」をテーマに講演する。手話通訳もある。


難聴者が苦労している事例をアニメで紹介

 難聴の人の困りごとや接し方を紹介したアニメ動画「なんちょうなんなん」も放映。参加者らによるフリートークの時間では、音声の文字変換システムも取り入れる。


それぞれのケースに応じて、周囲の人がとれる対応例も伝えている

7月28日に鹿児島、8月18日に福岡で

 7月28日の「かごしま県民交流センター」(鹿児島市、午後2時~4時30分)を手始めに、8月18日に「ふくふくプラザ」(福岡市、同)などで開催する。参加無料で、定員は70人程度。

 問い合わせ・申し込みは同法人のホームページから受け付けている。

 2025年には、聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」が日本で初開催される。岩尾代表理事は「難聴者が気軽にフォローを求められる雰囲気づくりを目指したい」と参加を呼びかけている。


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