「ウナギ商戦」が白熱! イオン九州や岩田屋、大丸も

 スーパーや百貨店で、7月24日の「土用の丑(うし)の日」を巡るウナギ商戦が熱を帯びている。稚魚の不漁などで昨年に続いて店頭価格が上がる中、各社は家族で分けやすい「特大」サイズでお得感を打ち出したり、ランチ需要を狙った商品をそろえたりしている。

お得感ある「超特大」


「土用の丑の日」に向けて特設コーナーで販売されるウナギ商品(7月22日、福岡市東区のイオン香椎浜店で)


 イオン九州は22日に特設コーナーによる販売を始め、多様なウナギ商品をそろえた。物価高を踏まえ、家族で分けやすいよう鹿児島産かば焼きの「超特大」(約250グラム、税込み3110円)を準備したほか、一部店舗では、福岡県柳川市の老舗ウナギ店で当日朝に焼いた商品(約140グラム、3218円)を直送して販売する。


 イオン九州は今年の国産ウナギの価格を昨年と比べ1~2割上げたが、「インターネット予約は好調だった」としている。

ランチに1000円台

 百貨店は「特別感」を打ち出しつつ、今年の丑の日が平日のためランチで食べられる商品もそろえる。

 福岡市・天神の岩田屋本店は、同市の有名店のうな重(5400円)や柳川市の老舗がつくるせいろ蒸し(4201円)などを並べる。大丸福岡天神店も、通常は店頭にない名店の商品を扱う一方、丑の日限定のウナギの押しずし(1296円)など、ランチで楽しめるよう1000円台の商品も販売している。

取引価格は高水準

 水産庁によると、ウナギの稚魚の漁獲量は引き続き低調なため、取引価格が高水準となっている。燃料費など養殖コストも上昇しており、総務省の調査によると、国産かば焼き100グラムの6月の店頭価格は福岡市の小売店で1557円と、前年より15%上がった。

 ただ、「丑の日など季節ものの需要は物価高の影響を受けにくい」(百貨店関係者)との見方もあり、各社は消費喚起に向けて追い込みを図っている。


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