「御城印」で史跡2か所をPR 行橋市教育委員会が制作

 福岡県行橋市の教育委員会が、同市と福岡県みやこ町にまたがる国史跡「御所ヶ谷神籠石こうごいし」と市史跡「馬ヶ岳城跡」の御城印ごじょういんを制作した。市歴史資料館で販売している。

 神籠石は、御所ヶ岳(ホトギ山、246.9メートル)に築造された7世紀頃の山城跡で、高さ約7メートルの石塁をはじめとした遺構が残る。馬ヶ岳(216メートル)に築かれた馬ヶ岳城は、戦国武将・黒田官兵衛の九州最初の居城とされ、約700メートルの長大な土塁などを確認できる。


行橋市教委が制作した御城印

 御城印は神社仏閣の御朱印の城版。市教委は城跡のPRにつなげようと企画し、今夏に発売した。はがき大の和紙に城名や黒田家の家紋をデザインした朱印を押しており、印刷されたイラストなどは文化課の職員が担当したという。

 同課の担当者は「御城印をきっかけに城跡を知り、ぜひ足を運んでほしい」と話している。

 1枚各200円。郵送での販売も受け付ける。問い合わせは市歴史資料館(0930-25-3133)へ。


advertisement

この記事をシェアする